プレベナー20をすでに入荷して実施し始めておられるが、プレベナー20の設定が適切でない医療機関予約サイトでは、患者が小児用肺炎球菌、およびプレベナー20のネット予約がスムーズにできなくなる可能性があります。
必ず、上記リンク先記事をご覧いただき、設定してください。設定についてのご協力、サポートはサポートセンターで承っておりますので、必ずご連絡ください。
厚生労働省からの通達により「プレベナー13」→「バクニュバンス」or「プレベナー20」への投与切り替えは問題ないが「バクニュバンス」→「プレベナー20」は原則禁止であるという通達の元、交互接種を禁止している自治体が現状2024年10月時点で大半をしめております。
ところが、原則推奨しないという記述のみで薬剤として禁忌というほどではないということで、バクニュバンス+プレベナー20の交互接種を許可、推奨する自治体も少数ながら存在し、自治体の解釈状況に合わせて、システム側で完璧な制度への制限および制限解除の対応が難しい状況となっております。
■Uttaro GENKI手帳でのネット予約の禁忌としての交互予約制限仕様
Uttaroでは、現状大半の自治体が禁止の方針であるバクニュバンス→プレベナー20のネット予約での予約が混じって誤接種扱いにされることのリスクを減らすため、「小児用肺炎球菌」(プレベナー13orバクニュバンスの履歴)がある方は、「小児用肺炎球菌 プレベナー20」の項目は予約できないよう制限しております。
ただし、プレベナー20の項目を選べるのは1回目からプレベナー20を予約する方だけ という仕様に便宜上させていただいております。
※PCV13を3回 最後だけPCV20は問題ございませんが、便宜上この方は4回目「小児用肺炎球菌」で予約していただき、実際に投与する薬剤は医療機関の判断としてください。
■母子手帳のデータ化ルールについて
母子手帳写真の代行登録について、弊社側では「プレベナー7」「プレベナー13」「バクニュバンス」は「小児用肺炎球菌」として登録しており、1回目から「プレベナー20」を実施している患者の履歴のみ「小児用肺炎球菌 プレベナー20」として登録しております。
これらの状況により、適切な予約枠が設定されていないと、次回のネット予約に進めない乳幼児(1歳未満)のお子様が増える可能性がございます。必ずご対応ください。
より、便利に設定いただくために・・・
■Tips1「小児用肺炎球菌(プレベナー20)」の項目を生後2か月ワクチンデビューの患者に誘導する応用設定
すでに「小児用肺炎球菌」の履歴がある方は、4回目まで「小児用肺炎球菌」と予約いただきますが(PCV13 PCV13 PCV13 PCV20を接種する方も含む)、10月位以降1回目の小児用肺炎球菌を接種される方はPCV20を選んでいただくために、補足説明をいれられる設定で強化しておられる医療機関が増えています。ご参考ください。
「マスター管理」-「ワクチンマスター」-「小児用肺炎球菌」-「編集」-「予防接種名称補足」
補足説明にたとえば「R6.10月以降1回目接種の方」など。11月からしかプレベナー20が入荷しない医療機関は「R6.11月以降・・・」としていただいたほうがわかりやすいケースもあるかと思います。臨機応変に補足ください。
■Tips2「小児用肺炎球菌」では2回目以降の予約しかとれないようにする応用設定
※五種混合に切り替わった四種混合、ヒブの設定でも便利です。ワクチンデビューの方は1回目は「プレベナー20」か「五種混合」しか選べないよう制限できます。
「マスター管理」-「ワクチンマスター」-「小児用肺炎球菌」-「編集」-「ワクチンルール」-「完了回数」-「1回目」-「期間外の予約を禁止する」の年齢を、便宜上定期接種範囲外の年齢、例えば「5歳以上」などにしてしまうと、1回目の履歴がすでにある方以外2回目の予約にすすめなくなり、誤った予約を制限できます。
※「四種混合」や「ヒブ」でも使える裏技です。
「ルール運用初回接種年齢」の条件は変えないよう十分ご注意ください。
■Tips3 予約・実施内容の医療機関側での適切な手動編集
接種当日までに予約詳細を確認し、プレベナー20を1回目として実施すべきなのに「小児用肺炎球菌」が選ばれている、プレベナー20を予約できていない など、適切でない組み合わせで予約が入っている場合は、医療機関側で予約内容、実施内容を編集してデータの整合性をたもつ。
本人の自己申告履歴が間違っている、システムで制御しきれなかった予約などを発見された場合は、管理画面から正しい予約、組み合わせ、回数にご変更して実施ください。
※その他のワクチン予約でも、医療機関の方針にあわない組み合わせで予約が入っている場合は、このように修正してください。
■Tips4 母子手帳写真の事前確認
過去の母子手帳写真が登録のある患者であればロットシールをみて、自治体でみとめていない交互接種の予約をとっていないかチェックする。
予約詳細 右側のバインダーアイコン
写真登録があれば、画像登録日とステータス、画像へのリンクがあるので、クリックして患者が登録した写真を事前にチェック
※この作業は、小児用肺炎球菌や五種混合だけでなく、特に初診患者の他のワクチンの実施の準備としても日ごろからルーティンワークに組み込んで当日のヒヤリハットや誤接種防止のためにお役立てください。
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