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患者側に医療機関ワクチンマスタールール計算を表示開始

重要:医療機関様へ 貴院のワクチンマスターの点検をお願いします。

Uttaro GENKI手帳に患者世帯が登録、予約している医療機関が設定しているワクチンマスターのルールで予約可能日を計算する機能をリリースいたしました。


これまでは、弊社が管理しているワクチンルール(定期接種については日本小児科学会推奨ルールに準ずる)でのみ計算結果を出していましたが、下図のようにかかりつけ患者様に、医療機関側のワクチンマスターで計算された予約可能日程も表示されます。

医療機関様側のマスターが意図しない設定になっている場合、そのルールに従って予約可能日が計算されてしまいますので、ご注意ください。


ワクチンマスターについて特に確認いただいたほうが良いポイントを記載いたします。

シルガード9・ガーダシル3回目の接種間隔について

 3回目の標準的な接種間隔は、1回目から6ヶ月となっており、数年以上前からご契約の医療機関様においてはこの設定になっています。しかし、近年自治体によっては、2回目から3か月以上あけることを必須とする自治体が増えています。(1回目から最短5カ月以上)

1回目からは6ヶ月あいているが、2回目の接種が1回目から3カ月以上の間隔で接種時期が遅かったため2回目と3回目が3カ月未満の間隔で実施される計算になってしまう場合注意が必要です。設定をご変更されたい場合は3回目は「前回接種から3カ月以上 応当日翌日から」を選択して設定しなおすか、ご自身での設定がご不安な場合はサポートまで設定依頼をお申し付けください。


シルガード9で15歳の誕生日を迎える前に1回目の予約をされた場合 2回完了ルール

 2023年以前から自費でのシルガード9を受け付けておられた医療機関様では15歳の境目なくルールは3回完了ルールに設定しておられるところがございます。ところが2023年4月以降15歳の誕生日を迎えるまでに1回目の接種を始めた女児は6ヶ月あけて2回完了15歳の誕生日を迎えてから1回目を打ち始めた女性は3回完了のルールが推奨されています。

15歳未満用のルールを設定することで、設定を変更することができます。

ワクチンルールのルールを増やす設定をしていただくか、ご自身での設定がご不安な場合はサポートまで設定依頼をお申し付けください。


自治体によっては定期接種と認められないケースがありますのでご注意ください。


トラベルワクチン・自費のワクチンのワクチンルール、説明文の確認

 トラベルワクチン、自費のワクチンについては、自由な接種が可能であったり、メーカーにより接種間隔が異なりますので、弊社側で初期設定していないワクチンになります。

医療機関のご方針、薬剤の指定接種間隔のとおり設定されているかワクチンルールをご確認ください。とくに、接種期間の下限、上限、ワクチンルールの前回からの接種間隔についてご確認ください。また、設定にあわせた説明文になっているか確認ください。ご自身での設定がご不安な場合はご希望のルールを添えてサポートまで設定依頼をお申し付けください。


その他お問合せが多い、ワクチンマスターの設定と年齢、日付計算について

定期接種、接種期間制限、推奨年齢の単位について

日本の民法による年齢計算は誕生日の応当日の前日(例1月1日生まれの場合12月31日で満1歳となる。)に年齢や月齢が繰り上がる方式をとる場合は下限の単位を「以上」、誕生日にあわせて年齢制限をかける場合は「より」を選んでください。

誕生日の前々日で実施を制限する場合は上限の単位を「未満」誕生日の前日で上限を制限する場合「至るまで」を選んでください。現在、法律の上では定期接種は接種可能開始日は「以上」終了日は「至るまで」の範囲で規定されていますので初期設定ではそれにあわせた設定になっています。


接種間隔の計算について

 1週間(中6日)とは例えば1回目実施日が水曜日であった場合2回目は翌週の水曜日から予約が可能な状態となります。この場合「1週間 応当日から」 で設定します。

1週間 応当日翌日から の設定にすると翌週木曜日からしか予約を受け付けない設定になります。これは、行政での1か月、1年の扱いが応当日の翌日からと規定されているため、当日から予約可能とするか、その翌日からしか受け付けないかを決められるようになっています。

「1か月 応当日」から であれば 仮に1月1日に接種し、次回2月1日から予約ができる設定となりますが、 「1か月 応当日翌日」から とすると 1月1日接種し次回は2月2日からしか予約をうけつけないようになります。


 定期接種の場合、行政によって1か月、1年の定義が応当日からか、その翌日からか異なる場合がありますので、定期接種ぎりぎりの最低間隔でルールを組む場合は念のため「応当日翌日から」を選んでいただくことをおすすめします。※現在1週間間隔は行政でも翌週応答曜日からという認識ですので週単位の場合は「応当日から」が推奨です。


設定例:四種混合4回目は 3回目から最低6ヶ月間隔で実施してもいいルールについて。

 この場合は「6ヶ月 応当日翌日から」 のほうが設定としては定期接種ルール違反と指摘される可能性はなく安心です。ところが、医療機関方針としてギリギリ6ヶ月の間隔ではなく1年以上あけて接種させたいという場合、最低限のルールはすでに満たした日程で制限がかかりますので行政のルールに合わせる必要はありませんので「1年 応当日から」を選んでおく方が、患者様やスタッフにとってわかりやすい設定になります。

最低6ヶ月で制限するが、医療機関としては1年くらいあけてほしい・・・という場合は、制限は「6ヶ月 応当日翌日から」とし、ワクチンマスターのワクチン説明文に 「前回接種から1年程度あけることがのぞましい」など一文いれていただくことで、適切な予約日を認識してもらいやすくなります。


 ワクチンマスターの設定は複雑かつ、正しく設定するために慎重を要しますので、できるだけUttaroサポートにご要望の設定条件やルールをご連絡いただき、一緒に設定させていただくことをおすすめいたします。お気軽にお問合せください。



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